公認会計士協会と税理士会の研修

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私は公認会計士かつ税理士なので、毎年両方の研修義務が発生します。
 
 
税理士登録が今年なので、両方の研修を受けなければならないのは今年度が初めて。
 
両方の研修でどれくらい時間がかかるのか調べてみました。
 
<各会の研修義務時間数>
団体
制度名
1年間の義務時間
集計期間
継続的専門研修制度(CPE
44単位(≒時間)
4/1~3/31
税理士研修制度
36時間
4/1~3/31
単純に合計すると、1年間で80時間の研修を受ける必要がありますが、
一部お互いに単位にできる研修があるので、80時間は受けなくてよさそうです。
 
公認会計士協会の研修は基本的に1時間一単位ですが、
一部、2時間一単位でのカウントがあります。
 
 
<公認会計士協会の研修を税理士会の単位にできるケース>
税理士業務に隣接」する研修で、「会場参加による」ものに限る。
 
→つまり、税務関係の研修に実地参加する必要があります。
 
コロナ禍のいま、ほとんどの研修がオンラインになっており、
数少ない会場開催の研修も往復の時間を考えると参加が難しいです。
 
しかも税務関連のみなので、認定される研修自体が少ないですね。
そのため、こちらは大分ハードルが高い印象です。
 
 
<税理士会の研修を公認会計士協会の単位にできるケース>
税理士会の研修はすべて単位として認定できる。
ただし、リモート研修、eラーニング、マルチメディア研修は「自己学習」として
2時間で1単位の扱いとする。
 
税理士会の研修はすべて単位にできるので、こちらの方がややハードルは低いです。
 
ただ、オンラインだと単位が実地参加の1/2になってしまいます。
 
税理士会も今はオンライン研修がメインなので、なかなか単位がたまりませんね・・。
 
 
<効率的な単位獲得方法>
結局・・・
① 税理士会の研修を優先的に受講(36時間)
② 公認会計士協会の研修で残り時間を受講
 (①をすべてオンラインとすると、44時間 - 36/2時間 = 26時間)
ということになります。
 
合計62時間は受講が必要なので、計画的に進めないとですね。
 
 
私の今年度の受講状況はというと・・・
税理士会: 14/36時間(38%)
会計士協会:14/44時間(32%)
 
ちょうど集計期間の1/3が経つところなので、ぎりぎりのペースです。
 
 
もちろん、時間を稼ぐのではなく、学習することが目的ではありますが、
単位を取れないと資格停止もあり得る(会計士のみ)ので、頑張ります。